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2016.12.22 20:36|人の森
ジャンピエールは夜のガードマン。
私たち夫婦の住む家と、同じ仲間の住んでいる家の計2軒を守る事がお仕事。

日が沈む夜6時頃から朝日が昇る5時過ぎの間、
焚き火にあたりながら、離れている2軒の家の間を時々行ったり来たり。

深夜には長靴をガフガフと音をさせ、家の横を歩くジャンピエール。
これは、ちょっとわざとらしい。

〝今、家の横を歩いているのは、怪しい者じゃないですよ。私です〟と言わんばかりに咳払いを『ゴホン』と数回。

夫婦でいる夜はジャンピエールは、静か。
ところが私が一人で家にいる時には、何故か〝頑張っていますビーム〟炸裂。

このビームで、私は深夜に起きてしまうことが度々。

↓これはジャンピエールの仕事の5つ道具
●防寒の上着(深夜と朝はとても寒い)
●コーヒーと砂糖(あれば)
●雨が降りそうな日には雨合羽
●帽子(防寒用)
●マチェット(山刀)←薪を割ったり、護衛&警備用


今回は、このマチェットが主役。
ジャンピエールが持っていたマチェットは2種類。

これは一般的なマチェットで、彼も同タイプを持参。
bunu.jpg
左:村人のマチェット / 右:私の子供用マチェット

一般的なマチェットは先の刃が《四角い台形》と《上に反り上がった》タイプ。
刃を研ぐうちに、刃の先を尖らせたマチェットもあります。

かなりのインパクトがある、ジャンピエールのマチェットがこちら↓
JP_bunu1.jpg
左:カギ型のマチェット(山刀) / 右:刃先のアップ写真

刃先を見るとオーダー品のよう。パッと見が凄い。
でも刃先の切り込みが入りすぎて作りがイマイチなのが、わかります?
硬い物を切ると刃が折れそう。;^_^A

「悪者(泥棒)が来たら、これでガンと!!!」・・・とアクション入りでマチェットを振って見せた彼。

想像するだけで、血の気が引きます。それは見たくない現場だな~。
盗人よ、悪さをすると死ぬぞよ。おー、怖い怖い。

あまりにインパクトがありすぎて、朝にもう一度写真を撮らせてもらいました。
JPs_bunu2.jpg
マチェットの大きさもわかるでしょ

そして時々護身&警備に持って来る《トンファー・バトン》。
絵に描いてみました↓
Side-Handle-Baton.jpg

警官が持っている警棒だ!と思いましたが、最近の日本の警棒はこのタイプではないみたいですね。

警棒(トンファー・バトン)を持ってみると想像以上に重くて硬いのでビックリ!
中に金属が入っているのでしょう。

これで殴ったら泥棒も死ぬわ〜と思う棒でした。

警備用のマチェット&トンファーも、ジャンピエールに使って欲しくない。
仕事柄、持たざるをえない武器。
武器として使う必要が一度もないのに越したことがないと、常々思っています。

村の中がいつまでも平和でありますように・・・。

テーマ:写真ブログ
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2016.12.21 16:12|人の森
前回に続き、コンゴ共和国のカボ村の家で起こったお話。

オレンジ色の太陽が辺りを染め、黒いシルエットになったカメルーンの熱帯林へ消え行こうとしている時刻。

家の外から「マダム、食べ物を欲しいよ ◯※△□☆~!」と突然の奇声。

そろそろ洗濯物を取り込もうと思っていた矢先のこと。
声のする位置は家の横。
レースのカーテン越しに見えるのは、酔っ払いのお爺さん。

村の遠くまで響き渡るほどの大声で叫び続けています。

またもや自分の気配を消して、家の中で静かに行動。

食事をおねだりされるのは度々。
素面なら笑顔と何気ない会話で断れても、酔っ払いには馬の耳に念仏。
そっとしておくのが無難でしょう。

「◯※△□☆~!」と叫びながらお爺さんは敷地内を移動。
その内にお爺さんの声は耳に届かなくなりました。

この日は、暗くなってから冷えた洗濯を取り込みました。
やれやれ。
でも、このおかげで酔っ払いお爺さんに絡まれず、無事に過ごすことができました。
ホッとひと安心。

テーマ:こんな事がありました!
ジャンル:ブログ

2016.12.21 15:47|人の森
カボの家で留守番中のこと。
台所で洗い物をしていると窓のカーテン越しに体格の良い男女が見えました。

家の横を通り過ぎる…と思っていると、不意にドアノブが音を立て始めました。
慌てて玄関ドアの前へ。
(無言の人に、鍵を開けるなんてできないよ)ドアノブがガチャガチャ。
すると男女の話し声が急に止まり静かに。

諦めて帰ったと思いホッとしたのは束の間。
二人は今度は台所のドアに移動し、ドアノブを回しています。

カボ村の村長さんや村の主要人物は、この家に私たち日本人夫婦が住んでいることを知っているし、この場所は私有地。村人は勝手に入ってはいけない場所なのに・・・。

用事がある人なら家のドアをノックし、家中の人を呼ぶのがコンゴ人でも当たり前。だからこの人たちの行動は『変』

彼らは、この家が空き家だと思って来ている気がしました。

後から旦那さんにこの話しをすると、家や敷地の管理人物に確認してくれました。
「それはおかしい。
あの家には君達夫婦が家に住んでいるのに、まったく変な話だ。そんな人が家に行く予定は私は聞いていない。誰が行ったのか当たってみる」とのこと。
…数日経っても何もわからず。

通常なら、知らない人でも電気工事や水道修理など、ちゃんと出て対応しています。
みな玄関のドアをノックして「ボンジュール、マダム! ◯◯◯に来ましたよぉ~」と大きな声で私を呼んでくれるから。

相手が知らない男性、しかも何が起こるか想定できない時にはドアを開けるのは気が引けます。居留守は私なりの護身方法。

カボ村に暮らす外国人の女性は私ひとりだけ。
住んでいる家に知らない人が侵入されるのは、どんな事情があるにせよ、年齢に関係なく怖いものは、怖いのです。(´-`)

それは日本でも、海外でも同じ。
だからドアの鍵はいつでもしっかり閉めています。

テーマ:日々の出来事
ジャンル:ブログ

2016.11.05 12:17|人の森
コンゴ共和国の奥地に暮らしていると
誕生日を夫婦で祝いたいけれど、食材もプレゼントの品も何もない。

普段買い物に行く予定がないから、お金をほとんど貰っていないのです。
私のお財布に入っているのは、いつも約2000CFA(シェファー)。
日本円で400円♪( ´θ`)ノ
だから唐突に思いついても、村に買い物にも行けないの。

だから誕生日が近づく数ヶ月前から私は、ある食材、材料で何か旦那さんへサプライズができないかな~と考えます。

誕生日祝いをするために、ケーキを作りたいけれど食材がないし、
私の暮らすカボ村で手に入るのは砂糖と小麦粉、マーガリン、恐ろしく鮮度の悪い生卵。
どれも、いつも売っているとは限らないのです。

12月の末、首都に行くことになり、内心 やったぁ o(≧▽≦)o
リンゴを首都で手に入れたらアップルタルトを作りたい!

首都の大型スーパーでリンゴを買い、大事に首都で保管。車での長旅を経てカボ村へ持ち帰りました。
ケーキ好きの旦那さんの誕生日祝いをするために、買ったリンゴ。
本当は生クリームが大好きなのだけれど、生クリームまで買えないからリンゴだけ。
1月の誕生日まで腐らないように、リンゴの様子を見ながら保存。

birthday-present1.jpg
赤リンゴ1個163円、青リンゴ1個148円

作り方は数ヶ月前から、前もってレシピを調べ済み。これが誕生日に焼いた熱々のアップルタルト
birthday-present2.jpg

砂糖と手絞りのシトロン(レモン)を加え、煮崩れしないようにゆっくりコトコト。
手作りタルトの生地の上に、煮上がったつやつやのリンゴをバラのように並べて・・・。
日本から持ってきていたシナモンをフリフリ。ガスオーブンで焼き上げました。

お仕事で、毎日忙しい旦那さんへ。私ができる事はこんなことくらい。

タルトをカット
birthday-present3.jpg

紅茶と一緒に「いただきます」
birthday-present4.jpg
「誕生日記念に写真を撮るからちょっと待って!」と言ったら、マネキンみたいに食べる手も、顔も口も固まってしまった旦那さん。
リンゴの優しい甘さは最高の贅沢です。二人で美味しく頂きました。

さて、こちらが別の月にお返しに頂いた、私への誕生日プレゼント
birthday-present5.jpg
サカナ柄のアフリカン・ドレス(首都にて購入)。実は、これ自分で1度目の手直しをしたドレスです。

最初に家で着てみると、ややや!
私の身長155cm弱。ドレスは床に付くほどの縦横ビッグサイズ。裾を踏んで転げそう。
襟ぐりが大きく開いて、胸の下まで落ちそう。さすが既製品、ビッグママも着れるフリーサイズです。(ー ー;)

裾のフリルの糸を解き、丈を12㎝カット。再び裾にフリルを戻し縫い。
襟ぐりを合計4箇所を折り縮め縫い付け、写真はこの後に撮影したもの。

写真で見てわかるように、楽チンドレス。だから横幅もブカブカ。

結局、この後にウエストにゴム紐を縫い付け、細身に見えるデザインに手直し。
(完成写真はないけれど)私のお気に入りアフリカンドレスです。

コンゴ共和国での奥地での誕生日祝いは、毎年こんな形で祝うことができなくて
「お誕生日おめでとう」と言うだけのこともあるし、普通に作る料理だけの時や、何もできない時もあります。

それでも、健康で誕生日を迎えられることに感謝。
ただ健康で居てくれるだけで、それが最高の贈り物なんだよね。

これは永遠のこと。
だから、いつでも送り続けてる。届け、健康ビーム!!! .。.:*★.。.:*☆

テーマ:写真ブログ
ジャンル:ブログ

タグ:アップルタルト

2016.07.29 11:21|人の森
昔『ジェロニモ』という本を読んで、森の中でインデアンの暮らしがしたいと思った事があります。

インデアンに限らず《森(自然)に寄そう暮らし》をしている人たちを尊敬しています。
自然に寄り添う暮らしは、贅とは全く反対の生活。

人と自然の繋がりを大切にしている生活が理想で、今の私たちが失いつつある部分を持っている人たち。

コンゴ共和国に暮らしている狩猟採集民(以前はピグミーと呼ばれていた
身長が150cmに満たないアカ族、バカ族)の人たちも、《森(自然)に寄そう暮らし》をしている人たちです。

自然から今 必要なだけ頂き、多くを搾取しない、取りすぎない。
自然に配慮する暮らしをできる人は、私が心から尊敬する人たち。

そんな人たちから森で暮らす術、自然と付き合う、向き合う術を学びたいと思っています。
同じように森に近いところに暮らしているコンゴ人にも彼らと共通した文化があります。
それがこちら。

森の中を歩いていると、キノコを発見。
道案内のガイドが持っているのは、マチェット(山刀)1本だけ。

彼は、ササッと慣れた手つきでクズウコンの葉でキノコを包む。
参考にしたい知恵

クズウコンの葉は大きい葉で1枚30〜50cm。
葉の表面は撥水効果があります。
里芋の葉の形と、バナナの葉のしなやかさに加え、丈夫さも合わせ持った葉っぱです。

この葉で包み、ヒモまで付け、仕事を終えた後に村へお持ち帰り。

誰でもできそうに見えます?
でも、ここまで硬く綺麗に包むのは難しいのです。

私って単純なので、こういう事でも凄いと思えてしまいます。
森で生きる術を知っている人は、いざという時に代用品(代用植物)で何でも作ってしまいます。
まだまだ、学べる森の知恵。

私に勉強になることは、彼らにとっては当たり前に出来る事で、全然驚きな事じゃなく
見逃すと、さっと通り過ぎてしまう事ばかり。

だから、見つけた時には、その場で聞いて見せてもらうこと。教えてもらわなければ!
いくつになっても、私はまだまだ修行中・・・なんだな。
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びもりか

Author:びもりか
イラストを描いたり料理や裁縫が大好き。
生き物や植物、自然にある模様や不思議を見つけてワクワク。
ネコと暮らし中

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