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2011.07.28 22:16|虫の森
“舞う”と言う言葉は本当に蝶の為にある言葉の様だ。
蝶は空気の中を漂い、ヒラヒラと柔らかに舞う。
その姿は幸せのカタマリの様で満ち足りた光景の様だ。
飛ぶと言う言葉は蝶には似あわない。

どこから、どの様に昆虫が誕生の時期を合わせるのか不思議だ。
ある時、同じ種類の蝶が一度に羽化し乱舞する。
蝶の数は数十か、数百か・・・数える気にもならない。

彼らに急ぎの用事などは皆無の様にも見える。
僅かな命を本能の限り生きているのだろう。
それでも彼らの中に人生のタイムリミットがインプットされ
時間を気にしながら生きているようには見えない。

優雅に軽やかに舞い、恋の相手を探している。
二頭の蝶は螺旋状に回転しながら上へ上へと舞って行く。
それは蝶の心が螺旋階段の如く上に上にと盛り上がっている姿の様だ。
息を揃えて上に舞いあがる姿を見ていると、
幸せそうに舞いあがる恋人同士の様で、
蝶を見ているだけでこちらも幸せな気分を貰える。

ところが、ある地点まで来ると一緒に舞っていた蝶のダンスが終焉を迎える。
ダンスが終わり、蝶達は別々の方向へ去って行く。

沢山いる蝶の乱舞を観察していると、
舞っている一頭の蝶の顔の前をクルクルと円をかきながら移動している蝶が居る。
蝶は飛んでいるのだから、円状に飛びつつ
常にお目当ての蝶の前を飛んでいるのは至難の業だ。
これはかなりアクロバティックな飛行ではないか?
こうなると舞いというよりは、“飛ぶ”と言う言葉を使いたい。

二頭の蝶が舞い上がるダンスを終えるタイミングは見ていても分からない。
このダンスの間に、お気に入りの相手を探している様だ。
その証拠にカップルになった蝶達は
分かれずに葉の裏や、木の枝に泊まり
お尻の部分をつけ交尾をしている。
お見合いが成功した例だろう。

この蝶たちが、どこで生まれ、どこで羽化し、どこで死んでいくのかは分からない。
自分の持っている命がどれくらいなんて、誰にも解らないけれど
蝶々も精一杯生きているから、華麗に見えるのだろう。
これは人間でも同じ事だろうな。

小さな蝶達の舞を見る事ひとつからでも、色々考えさせられる。
自分は精一杯生きているか?

それにしても蝶は一羽・二羽と数えず、
一頭・二頭と数えるのは今だに慣れない。  
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Author:びもりか
イラストを描いたり料理や裁縫が大好き。
生き物や植物、自然にある模様や不思議を見つけてワクワク。
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