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2015.02.20 15:07|日本にて
空は青空。 コロコロとしたアラレが風に舞っています。

ポロト湖の横にある アイヌ民族博物館 に日本滞在中に行ってきました。
湖の氷は凍り、木々の葉は落ち、賑やかさはありませんでしたが、
きっと暖かい季節には大勢の観光客が訪れるのでしょう。

大型バスで来ていた英語圏の団体さんと一緒にアイヌの古式舞踊の歌と踊りを
ストーブが焚かれた部屋で見ました。

北海道 白老 アイヌ民族博物館 古式舞踊

その時には、あまり意識していなかったけれど、
時間が経つと、踊りと聞いてもまったく意味が解らないアイヌ語の歌詞
記憶の中にポッ残っていました

残念なことに、昔と同じアイヌの生活をしている人達はもういません。

今回はアイヌの血を引く人達と話をしてみたかったけれど、それは敵わず。
いつか、話せる機会があると良いのですが・・・。

                     *  *  *

コンゴ共和国には、以前はピグミーと呼ばれていた先住民
背がとても小さな部族 アカ族・バカ族の人達がいます。

彼らは昔のアイヌの人たちと同じように、今でも狩猟・採集の生活をしています。
ピグミーと言う言葉は、差別語となっています)

昔は、森の中で動物や魚などを狩猟し、きのこや木の実など森の恵みを採集をし
わずかに葉っぱなどで、体を隠して暮らしいました。
バンツー系アフリカ人からは、人間とは思われず、差別を受けていたそうです。

現在のアイヌの人達と違うのは、彼らは現在進行形

今ではコンゴ共和国の国策で、彼らは森から出て村で暮らすよう命じられ
貨幣経済に巻き込まれ、私たちと同じように洋服を着て
もう葉っぱで身を隠している人は、限りなくゼロに近いでしょう。

彼らは、文字を持たないゆえに、記憶力抜群!
野生動物を追う 能力にたけ、
GPSなしでも森の中の 地図頭の中に記憶しています。
文字文化を持たなかったアイヌの人もきっと同じだっと思います。

そんな彼らの能力は、生まれて備わっているものではなく
森の中で生活し、日々 親から子へ、祖父母から教わった知識の蓄積です。

村暮らしをすることで、森での教育が近年薄れつつあり
彼らの中にも、森のことを知らない大人や子供が次第に増えてきました。

このまま進めば、彼らもアイヌの人達のように、彼らの文化能力も失ってしまうことに・・・。

国立公園の研究やツーリズム、密猟パトロール、保全活動の多くは
彼らのガイドの元で行われています。

アフリカ熱帯林地域を守るうえで、彼らの森の知識の伝承が大切だと解っていても、
危機感を持って訴えている人はほとんどいません。

そう言う意味で、彼らは消えゆく民族と言われています。

アイヌの人達のように、もし狩猟採集民の人達の文化を
博物館に展示するような時代が来てしまったのなら、
アフリカ熱帯林の未来明るくありません

流れに流されるまま暮らして来た先住民の人達は
そうはならない! させないぞ!と発起する性格を持ち合わせず、現在に生きています。

魚を狙う
              川で小魚を追う現在の狩猟採集民の女性

アイヌの人たちが、自分達のルーツである言語や文化を
堂々と誇りをもって継承できなくさせた理由は、私たちの先人です。

彼らがアイヌの二の舞にならないためのキーは、
時に流され、自らの意見を発言をしない彼ら自身の選択にあります。

博物館でアイヌの人達の過去を見、考えながら
私の周りにいる身近な知り合い、狩猟採集民の今を考えさせられました。
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Author:びもりか
イラストを描いたり料理や裁縫が大好き。
生き物や植物、自然にある模様や不思議を見つけてワクワク。
ネコと暮らし中

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